待ち合わせ時刻の前に

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買い込んだ古書。100円の本。これで我が家の彼の小説は37冊になった。ただし1冊だけは、最初に手にした本だけは正しく正価で書店で買ったものだ。

私は重いトートバックを抱えて夜の街を歩いた。重くはないよの顔をして。予想に反して、夜の盛り場には人が多かったように思う。午前様なんて久々の経験だった。とても楽しい夜だったのだ。帰りのタクシーの中で「マッチ売りの少女」のことを考えた。「醜いアヒルの子」のことを考えた。「赤いろうそくと人魚」から浜田広介へ妄想が流れた辺りで車は停車した。吉田拓郎の古い歌を頭の中に流しながらピンポンした。

まとめ買い森博嗣・・100円作家とそうでない作家

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例えば紀伊國屋書店で買えば1冊で1000円以上する本が、この10冊で税込み1080円。なんてことだ。作家は悲しい。作家はすごいけれど。ちょっと悲しい。古書店は内容なんて考えていない。一昔前、私がふらついた神田の古書店のオヤジさん達が見たら悲しいだろうな。

10冊も買っていて文句はないのだけれど。何が悲しいのかというと。これだけ評判の作家でも100円でなければ買っていない・・森博嗣が、だ。私が、だ。村上春樹や高村薫やティーヴァーは出版されたとたんに書店で買ってしまう自分が、だ。私は差別主義者なのだ。100円の作家とそうでない作家を差別しているのだ。

サンタは「Yakutsk, Russia」を通過した。私には何をプレゼントしてくれるのか。